【ギターが上手くならない？必ず挫折する？】どんな理由が挙げられるのか？

2021/08/07

ギター

皆さんこんにちは。
早乙女浩司です。

本日は「ギターがなかなか上手くならない」という状況について、お話したいと思います。

「ギターがなかなか上手くならない」「万年初心者です」といったご相談を受けるのですが、そういった状況に陥ってしまっている方には多くの場合共通点があるように感じています。
その共通点を上げたうえで一つ一つ解説をしていきたいと思います。

　1.「何か難しいことが出てきた場合にそれを飛ばして演奏したり、練習したりしている」
　2.「同じ練習をただ漫然と続けている」
　3.「良い音・良い演奏のイメージを持っていない」

♦1.何か難しいことが出てきた場合にそれを飛ばして演奏したり、練習したりしている

こちらは依然ご紹介した【ギターやウクレレが難しいと感じた時、あなたはどう思いますか？】と同じ内容となります。

何か新しい曲や新しいことに挑戦をしたときに、「難しい」と感じることがあると思いますが、その「難しい」と感じた技術は「今のあなたにとって確実に必要な技術」だということが判ります。

それが判るということはとても大切なことなのですが、多くの方がそれと向き合うことが出来ず、後回しにしてしまっているように感じます。そうなってしまうとなかなか上達せずに、もやもやとした気持ちでギターを弾いてしまうことになってしまうかも知れません。

♦2.同じ練習をただ漫然と続けている 　

この方も意外と多くいらっしゃるように思います。「私は毎日練習をしています！だけど、あまり上達しないんです。」という方はこれが原因かもしれません。

よくある例を挙げると、

・教本やYoutubeで「ギターが上手くなる練習フレーズ」等を見つける
・「これをやれば上手くなるんだ！」と毎日練習をする
・だけどいつまでたっても上達している気がしない

こんな方もとても多いと思います。どんな練習フレーズも「ただ漫然とこなしているだけでは、上手くなっているのかどうか全く実感が湧かないものです。」

練習フレーズや練習曲などは結局のところ道具にすぎません。

その練習フレーズでどんな技術をどんな風に演奏し手に入れたいのか、ということをしっかりと意識する必要があります。

大きなステージやインターネット上で聴いている人に楽しんで貰いたい！とか心地の良い演奏がしたい！など、「〇〇になりたい」「〇〇をしたい」といった想いの中で練習フレーズや練習曲をこなしていくことで、その想いに沿った形での技術が身に付いてくるのかなと感じております。

♦3.良い音・良い演奏のイメージが出来ていない

これは2つ目の内容をより具体的にしたものかも知れません。

「どういう音を出したいのか？」ということを全く考えておらず、ただ弦はじいたらその音がしているという状態です。

この状態を例えるならば、自転車や車を運転していて前進するときに、何も考えずにアクセルを踏んでいるという状況に近いかもしれません。通常車を運転していれば、高速道路ではしっかりスピードをだして、人通りの多い道や狭い道ではゆっくりと進んで、上り坂ではいつもより余計にアクセルを踏んで、下り坂ではアクセルを踏まなくても自然と進んでいくといったように、その場その場で最良の運転を選択していると思います。

その最良の選択を演奏時にも発揮する必要があります。何も考えずに弦をはじくのではなく、

・どんな音を出したいか？
・どんなリズムを表現したいか？
・どんな感情を伝えたいか？

というイメージをしっかり持った状態で弦をはじいてみてください。きっと今までになかった新たな視野が広がってくると思いますよ！

以上の3点が「ギターがなかなか上手くならない」「万年初心者です」といった方に共通することが多いと感じているポイントです。

このポイントを克服していくには自分一人の力ではなかなか上手くいかない場合も多いかと思います。そんなときは教本やYoutube等でも皆さんに必要な情報を探すことが出来るかと思いますし、お近くの音楽教室でも講師の皆さんがしっかりと対応してくれることと思いますので、克服できるよう頑張ってみてくださいね！