こんにちは!
群馬県太田市のギター教室。早乙女ギター教室です!
昨年の3月から当教室へ通ってくれている3才の男の子。(今はもう4歳)
レッスン開始からちょうど1年が過ぎ、心身ともに成長を重ねてくれています。
この男の子は毎月3回のレッスンに来てくれています。
初期段階のレッスン
どんなお子さんもそうですが、特に未就学児の場合はそのお子さんがどういった性格のお子さんかを見極める時間が必要です。
その上で「どういった声掛けをするのか?」「どういう風に接していくのか?」をさぐっていきます。
今回の男の子は「とにかくギターを鳴らすのが大好き」「教えられたり、強制されるのは嫌い」というような特徴を持ったお子さんだとわかりました。
自分でどんどん弾いてみるんだけど、講師がその見本を見せたり、こうやってみて。という声掛けをしてしまうと、ふてくされてその曲はもう弾きたくなくなってしまうという感じです。
その特性を知るところまでがレッスンの初期段階でした。
本レッスン始動‼
お子さんの特性が分かったところで、レッスンの進め方が判明してきます。
この男の子に対しては「これってどうやるんだっけ?」とか「次は何をしてみる?」などといったように、こちらが教えてもらう様なやり取りを基本としてレッスンを進めていきます。
こちらが教えてもらうやり取りを何度か続けていくと、次第に男の子の方から「こう?(押え方が分からない時)」とか、「せんせい弾いて!」といったような質問やお願いをされるようになります。
そうなったときに初めて「ここを押さえるんじゃないか?」というような声掛けをします。すると素直にそのことに挑戦をしてくれるようです。
自分が気になっている部分を知りたくて、今興味のないことには口を出さないでほしい!といった感じでしょうか?
私自身もよく分かります。。。
未就学児のお子さま。とくに今回の3歳の男の子など、あまりに幼い場合は色々なことを詰め込むことは決してできません。
素直に挑戦してくれるような心の状態を用意させてあげたうえで、確実に1つのことを教えていきます。
1つのことに数カ月
大人の生徒さんですと1回教えるだけのことでも、小さいお子さまの場合は数回(数カ月)にわたって教えてあげる必要があります。
分かりやすいのは「チューニング」です。大人の生徒さんであれば1回。多くても2回教えるチューニングですが、小さいお子さんの場合は数カ月間のレッスンの間毎回一緒にチューニングをしてあげる必要があります。
今回の3歳の男の子はいつもぐるぐると好きなだけ弦を巻いてしまっていたのですが、半年間毎回一緒にチューニングを行ってきた結果、弦を沢山巻いてしまうのが収まり、さらにどの音に合わせるのかを教えてあげる。といったサポートがあればチューニングが出来るようになってきました。
成長を感じられるとても嬉しい出来ごとです!
1年が経過現在は6本全ての弦のチューニングを上手にチューニングすることが出来ています。!
チューニングが出来る4歳は貴重!
シールや絵を用いた方法
何か一つのことを伝えるだけの場合でも、シールや絵などを使って伝えていくのが効果的です。
今回の3歳の男の子の場合は、右手のストロークは大得意なのですが、左手で弦を押さえるという行動に全く興味がない様子でした。
「左手で弦を押さえる」という事柄自体は成長してくれば自然と出来てくることなので、そのまま様子を見てもよかったのですが、今回はシールを用いた方法をとりました。
当然のように、シールを張るのは大好きな様子でしたので、ド・レ・ミの音階ごとに色分けしたシールを用意して、ギターにペタペタ。楽譜にペタペタ。貼り付けていきました。
そして私が楽譜を見ながら「赤・赤・黄色!」と言ったら、男の子はそれに続いてその色の個所を押さえる。
というようなレッスンを数カ月かけて行いました。
そのレッスン期間によく垣間見えたのは、私が「赤・赤・青」と言っていると、「〇〇君が言うから、先生が弾いて!」といわれ、その男の子の掛け声に合わせて私がギターを弾くという展開です。
レッスンの初期段階に知ることが出来た男の子の特性が、面白い形で表れた出来事ですね。なかなか楽しかったですよ!
その他幼児向け音楽教育のグッズなどは多くあります。
とても効果的で良いのですが、教室の備品で用意していても「欲しい!」となってしまってご家族の方にも迷惑が掛かってしまう場合があるので、私の教室ではほどほどにしています。
子どもたち一人ひとり専用の楽譜
好きなこと、嫌いなこと、得意なこと、苦手なこと。
それぞれ沢山の特徴を持った子どもたちのレッスンでは、一人ひとり専用の楽譜を用意しています。
同じ曲をやりたい子がいたとしても、練習のアプローチは結構変わります。
ギターが好きでどうしてもやりたい曲がある。だからどんどん練習をやる!という子の場合は、その情熱の邪魔をしない様にどんどん演奏をしてもらい、どうしてもアドバイスが必要な部分以外は、演奏の見本を見せることを優先していきます。
考えるのが得意でどんどん行動していくのが苦手なこの場合は、一つのコードの押え方も細かくアドバイスをしていきます。
3歳の男の子は、長い曲を弾いたり、コードを沢山押さえたり、という内容はまだできませんが、より本格的な内容に踏み込んでいくのがとても楽しみですね!
4歳になりました
3歳から来ている男の子もついに4歳になりました。
1年前を思うとコミュニケーションをとるのもだいぶうまくなり、言葉もしっかりしてきたように思います。
1年経ってもギター大好きは全く変わらず、いつも全力でギターを弾いています。
この1年はコードの練習を多く取り入れ、しっかりものにしていけると思います!
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