ギタリストの譜読み練習法➁~譜読みの為の練習~
前回に引き続き、ギタリストの譜読み練習法について解説していきたいと思います。
結果から言ってしまうと、譜読みが出来るようになるには譜読みの為の練習が必要になります。
譜読みの為の練習とは、指の基礎練習や、フレーズを覚える練習、曲を仕上げていく練習などではなく、ただ楽譜を読んでいく練習となります。
♦練習のしかた
では実際のやり方を見ていってみましょう。
楽器以外に用意するものは、「とにかく簡単な楽譜」だけです。
調号は何も無し、リズムも8分音符以下のものがなく、少し練習をすれば弾ける程度の楽譜を何曲か用意しましょう。
簡単な楽譜集などがおすすめです。
私は最初、初心者向けピアノ曲集の右手パートを使って練習をしていました。
それが用意できたら、1曲につき1回だけその曲を練習しましょう。
1回練習したら次の曲へ移り、また1回だけ練習をします。
そして次の曲でまた1回だけ練習をします。
たったこれの繰り返しだけです。
1日の練習量としては曲の長さにもよりますが、簡単な曲で5曲程度をやっていけば十分な練習量になるのかと思います。(毎日やればそれだけ譜読みが出来るようになるのがはやくなりますよ!)
♦注意するポイント
ここがとても重要になります。
用意した楽譜は少し練習をすれば弾ける程度の楽譜です。
「どうせなら弾けるようになったほうがいいかな?」と思ってしまい、1つの曲を出来るようになるまで何度も続けて練習をしてしまうと、曲を覚えてしまっているので譜読みの練習としての効果がなくなってしまいます。
また、音符に「ド・レ・ミ」を書いてしまうとそれもまた譜読みの練習としての効果が薄くなってしまいますので音名も書かずに練習をしましょう。
要するに重要なのは、「この音なんだ?」「どこを弾いたらいいんだ?」と毎回悩むということです。
「音符を見る」→「何の音か判別する」→「どこを押えたらいいのか判断する」→「弾く」
という流れを毎回行って、その流れになれていくことが重要となります。
なので最初は実際に曲が弾けていなくても全然問題ありません!
弾けなくていいなら簡単‼と思うかも知れませんが、最初のうちは実際にやってみると1曲やるだけでもとてもつらく感じると思います。
「こんなに出来ないなんて、才能がないんだ・・・」と思ってしまう方も多いのですが、ギター講師をしている私でも、最初は全くできなかったので安心してください!
その出来ない状態の練習を続けてみると、いづれ確実にできるようになりますよ!
今回は「譜読みの為の練習」を解説させて頂きました。
次回は譜読みの中でも苦手な方が多い「リズム」の練習を解説させて頂きたいと思います。
ではまた次回よろしくお願い致します。
群馬県太田市 早乙女ギター教室
早乙女浩司
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